もしも、もう一度キュピルとジェスターが幻想卿に飛ばされたら(第四話)


守矢神社から離れ一応博麗神社へと向かうキュピルとジェスター。しかし、この山は?




キュピル
「うっわ・・・・。」

道なりに向かって進んでいたはずなのだが気がつけば断崖絶壁の淵へ立っていた。

ジェスター
「凄い崖だね。私は滑空出来るけどキュピルは無理だね。早く自然調和30まで上げる特訓しないと。」
キュピル
「ムーンフォール覚えたてだと8秒持たないぞ。

・・・なぁ、あの神社に住む人達は言ってたよな。一般人がよくここに来れたなって。つまりここって妖怪とか化け物以外来れない場所だったんじゃ・・。」

「そうそう、その通り。普通の人間がこんな所まで来るのは相当異例の中の異例何ですよ。」

キュピル
「ん?」

「どうも、こんばんはー。毎度お馴染み射命丸です。」

突如空から赤い山伏風の帽子を被った黒髪ショートの女性が降りてきた。
ぺこりと一礼するとポケットからボールペンとメモ帳を取り出す。


ジェスター
「あーー!!マスゴミ!!」


一瞬強い風が吹いたかと思えばその場にジェスターは居なくなっていた。

キュピル
「・・・・あれ?」

「ささ、気にせずお話をしましょう。改めて自己紹介させて頂きます。私、射命丸文と申します。」
キュピル
「あー、そのボールペンとメモ帳の持ち方。もしや雑誌記者か何かで?」

「うーん、近いようで違いますね。新聞記者をやっている者です。」
キュピル
「(だからマスゴミって言ったのか・・・ジェスター・・。)」

ジェスター
「朝日(ry」


ジェスターが戻ってきたかと思いきや、再び風が吹きまた消えてしまった。

キュピル
「・・・?今ジェスターが戻って来たような・・・。」

「気のせいですよ、それより明後日の朝刊用の記事のネタのために質問に答えてくださいよ。」
キュピル
「何?明後日?明日のじゃなく?それは新聞として随分遅くないか?」

「うっ・・・やっぱり貴方もそう言いますか・・・。」
キュピル
「そりゃそうだ。」

文が困った表情をしながら頭を掻く。
近くの出っ張った岩へ座り長話の体勢になる。


「個人でやっているんですが、印刷工程含めるとこれが最速何ですよ。」
キュピル
「個人でやっている新聞なのか。」
ジェスター
「チラシの裏の落書きって感じだよね。」
キュピル
「ん?何かジェスターが居たかと思えば風が吹いて居なくなっているんだが・・・どうなっているんだ?」

「気のせいだと思いますよ。でも、最近は色んな人に頼んで私が新聞の原版を手書きで用意してそれを皆で一斉に複写して貰っています」
キュピル
「うっわ・・・。活版印刷の技術が幻想卿にはないのか。」

「原始的ではありますが、テンプレート部分は凹版による墨字複写をしています。
ですが、肝心の記事の部分は機械っていうテクノロジーを使わないと・・・。特に写真なんかは苦労していますよ。」
キュピル
「機械って厳密に言うとネジも機械の一つになるんだよな・・・。最もイメージ突きやすいのは風車か。」

「まー、でもそんな話しは良いです!外からやってくる方の話しなんて滅多に聞けませんからね。色々話して貰いますよ。ほら、ここにカツ丼もありますから。」
キュピル
「尋問かよ。」



・・・・。

・・・・・・・・・・。


キュピル
「勢い余って全部食っちまった・・・。飯食べていなかったし。」

「えーっと、まずお名前から。」
キュピル
「キュピルと申します。」

「ご職業は?」
キュピル
「クエストショップのオーナーを。」

「便利屋っと・・・。」
キュピル
「否定できねぇ・・・。」


「クエストショップの実際のお仕事ってあれですか?老人の方に時刻表通りにバスが来るかどうか監視させられたり旧知の友人に居候されたりするんですか?」
キュピル
「それは多田便利軒。」

ジェスター
「円天ー。」
キュピル
「行天な。」

ジェスター
「何か、中の人の話によると、多田便利軒の映画は東京都の町田で撮影されたものらしくてそこから五分離れた所に中の人の自宅があるんだって。」
キュピル
「中の人って誰。」

                                                                     ワシ「私の事です。」

「今回はどういった事情で幻想郷に?」
キュピル
「分らない。気が付いたらこの世界に。早い所博麗神社に行って帰ろうと思ってはいるんだが・・。」

「うーん、それは駄目ですねぇ。スクープになりません。」
キュピル
「もう散々レミリアにふっ飛ばされたり永琳にサリン飲まされたりロケット月にぶつけたり十分スクープ提供しただろう。」


「その程度ではスクープになりません。そうですね、爆弾でも持って紅魔館に突撃したらどうでしょうか?」
ジェスター
「何かこの新聞記者凄いファシズムオーラを感じるよ。」

ビュン

キュピル
「さっき確かにジェスターが居て会話したと思ったんだが・・・。」

「寝不足かもしれませんよ。時刻は既に夜三時です。」
キュピル
「もうそんな時間か。確かにそろそろ眠たくなってきたな・・・。

「おーっと、全部質問に答えるまでは帰しません、寝かせません。」
ジェスター
「あ、それは刑法222条の脅迫罪に引っかかるよ。」

ビュン


「えーっと、何やらキュピルさんはレミリアさんとは親交があったそうですね。追いかけまわすほど仲が良いとか。」
キュピル
「それはガセ。」


「え?し、しかし・・・。」
キュピル
「あれは触れたら即GAMEOVERになる追跡者的な者。」
ジェスター
「追跡者って点かないライターに苛立ったり生前の記憶から後悔の念をぶつぶつ呟くよね。」
キュピル
「それは半屍人。」


「さっきから何度も強風で吹き飛ばしているはずなのに、すぐ戻ってきますね。」
ジェスター
「強風で何処かに吹き飛ばしても私、滑空できるからすぐ戻って来れるよ。」

「あややや・・、そういうことでしたか。一般人なら高高度から落下して死ぬのが関の山なんですが。」
キュピル
「さらっと恐ろしい事言うな・・・。」

ジェスター
「でもキュピル。レミリアの事本当は嫌いじゃないでしょ?」
キュピル
「正直見てて面白い。クエストショップにはあの手のキャラクターは居ないからな。」

「具体的に言いますと?」
キュピル
「大物を装った小物ってs・・。」
レミリア
「本気でぶっ殺すわよ。」

キュピル
「げぇっ!!!」

マジギレしたレミリアがキュピルの首根っこを掴み持ちあげる。

キュピル
「くぁwせdrftgyふじこlp;」
ジェスター
「私↑の文章をクアッセ・ドリフトギュー・フジコLPって呼んでる。」
キュピル
「心底どうでもいい。」

レミリア
「このまま力を加えて木端微塵にしてやろうかしら。」
キュピル
「あっーー!!すいません!!すみません!!こんな所で死んだらまた映姫に合う羽目になる!!
レミリア
「その映姫に延々と説教されたのよ!!」
キュピル
「ギエエエエエエエエエ(ry」

じたばた暴れるキュピル。しっかり首根っこを押さえるレミリア。
その傍でフラッシュを何度も焚きながら激写する文と傍観するジェスター。


「闇の帝王、無慈悲な攻撃!!」
ジェスター
「レミリアが無慈悲な聖戦仕掛けてる〜。」
キュピル
「無慈悲な(笑)聖戦(笑)」

レミリア
「うがあーーーー!!!」
キュピル
「だあああーーー!!今のはレミリアに笑ったんじゃねぇーーー!!!北朝(ry

全力で暴れ何とかレミリアの拘束を解く。が、地に足がつく前に再びレミリアが逆の手でもう一度掴み直し宙に上げる。

キュピル
「ギブ!!ギブアップ!!死ぬ!!」
レミリア
「死になさい。」

キュピル
「た、助けてくれー!!(割とマジ

「あやややや!このままではスプラッターな記事になってしまいます。」
ジェスター
「真実を乗せるならスプラッターも覚悟しないと。」

「それもそうですね。」
キュピル
「いや、納得しないでくれ!!」
ジェスター
「とあるアメリカの雑誌にはアフガニスタンとの戦争している写真を無編集で掲載して、問題にはなったけど結果的に話題を呼んで売上が伸びた雑誌があったよ。政府批判は高まったけど。」

「うーん、なるほどー。」
キュピル
「アァ、もう駄目だこいつ等まるで当てにならない。
れ、レミリア様ー!!」
レミリア
「また褒めて逃げようとしたってそうはいかないわよ!!」
キュピル
「そ、そんな事言わずに!!どうすれば許して頂けますか!!!?」
レミリア
「・・・死ねば許してあげるわ。」
キュピル
「それじゃ解決にならねぇーーー!!!」
ジェスター
「土下座して頭踏んで貰ったらどう?」

レミリアがジェスターの言葉を聞き、魅惑の笑みを浮かべると文の方に向き直る。


「はい?」
レミリア
「スクープを提供してあげるわ。」




・・・・・。

・・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。




==紅魔館


早朝。文が提供している文々丸新聞のトップに、土下座をしたキュピルの頭をグリグリと踏みつけ、恍惚とした表情を浮かべたレミリアの写真が掲載され二人の謎の関係が話題を呼んだ。

ジェスター
「あれ?一日で新聞作れないって言ってなかったっけ?ってか、たったの三時間でもう?」
レミリア
「私が支援した。(ドヤッ」
ジェスター
「(どんな支援をしたんだろう?)」
レミリア
「ふあぁ〜・・。もう午前八時ね・・。丸一日起きてたわ・・・。寝よ・・・。」
ジェスター
「あれ?キュピルは?」
レミリア
「ん。あいつは私が特別に用意した部屋で寝てるわ。」



キュピル
「ここ部屋じゃねーーーーーだろうーーーーがああぁぁーーーーーーーーーー!!!!」

紅魔館の時計台の長針に縄で縛りつけられたキュピルが一人叫び続けていた。


「今どんな気持ちですか!!今どんな気持ちですか!!NDK!NDK!!」
キュピル
「マスゴミうZEEEEEEE(ry」






・・・・・。

・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・。




夜八時。睡魔に負け爆睡していたキュピルだったが縄の結びが自然に緩み、重力によって頭から地面へと落ちるキュピル。
超激烈かつ強烈な痛みによって目が覚め一人地面の上で転げ回る。

キュピル
「くぁwせdrftgyふじこlp;」
ジェスター
「あ、くあっせどりふとふじこLP。」
キュピル
「ぎゅーとか・とかはどうした。」

ジェスター
「キュピルなんで生きてるの。」
キュピル
「それどういう意味だおら。」


キュピルがジェスターの髪の毛をぐしゃぐしゃにする。いつも通りジェスターが「ぎゃー!」と叫んでいる間に、空中からレミリアが降りてきた。

レミリア
「あれ、自力で脱出するなんて頑張ったのね。そろそろ縄を解いてあげようと思ってたんだけど。」
キュピル
「お陰で残機が減りました。」

ジェスター
「ボムの抱え落ちだけは厳禁だよ。」
キュピル
「東方は抱え落ちするから問題だよな。怒首領蜂はオート・ボムがあるから抱え落ちの心配はない。」
ジェスター
「でもオート・ボム発動するとボム発動時間半分以下になるよね。」
キュピル
「そうだな、怒首領蜂もオートボムに頼らず無理だと思ったら手動で発動させたい所だよな。」
ジェスター
「 ]-[|/34<#!」
キュピル
「正に恐悦至極。」(マニアックすぎ

レミリア
「・・・怒首領蜂??」

キュピル
「多分親戚のようなもの。」

レミリア
「ふーん。で、話しがあるだけどさ。」

レミリアが右手を腰に置き、キュピルに話しを持ちかける。

レミリア
「フラン見なかった?」
キュピル
「ん?フランって・・えーっと、背中の羽にクリスタルみたいなものが生えてる子だっけ?」
レミリア
「合ってる。で、見かけた?」
キュピル
「俺縄がほどけて落ちるまでずっと寝てたからな・・・。ジェスターは?」
ジェスター
「見てないよー?」
キュピル
「っていうかジェスター。お前今まで何してたんだ?」
ジェスター
「私も寝てたよ。」
キュピル
「何処で?」
ジェスター
「客室?」
キュピル
「この扱いの差は何だ。
あれ?レミリアは?」
レミリア
「いい加減、様をつけなさい。」

気がつけば空を飛んでおり何処かへ飛んで行ってしまった。

キュピル
「あの子って滅多に外でない・・っていうか出してもらった事ないって言ってたよな。」
ジェスター
「うん。」
キュピル
「んー、気になるな。ちょっと探してみるか。」
咲夜
「どう考えても貴方達が原因だから責任持って探しなさい。」

キュピル
「うおっ!?いつのまに背後に!?」
ジェスター
「一瞬で現れたよね。何か時止める事が出来るらしいよ。」
キュピル
「化☆け☆物☆か」


サクッ

キュピル
「よく額にナイフ刺されてるシーンあるけど、人間だったら即死だよな。」
咲夜
「貴方人間じゃなくて?」

キュピル
「あ、人間です。いってぇええええええええええええ!!!」

ジェスター
「痛いの痛いのとんでけ〜。・・・ぎゃぁぁーー!!痛いのこっちに来たーー!!!」
キュピル
「いや意味分らん。
んー、しかしフランさんは何処へ行ったのか。」
ジェスター
「とりあえず何処かにぶっ飛んで辺りを探すのが楽ちんだよ。」
キュピル
「もう痛いのはこりごりだよ・・・。ほら、歩いて探すぞ。」
ジェスター
「いーやーだー!ぶっ飛ぶー!!はい、ぶっ飛びカード。ランダムのマスにぶっ飛ぶよ。」
キュピル
「待て、それは禁断のカーd・・」


ジェスターがぶっ飛びカードを使用すると二人とも何処かへ吹っ飛んで行ってしまった。

咲夜
「(あれはそろそろネタ切れの予兆かしら。)」






・・・・。

・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。




キュピル
「今東京にいて次の目的地が札幌になったからぶっ飛びカード使ったら沖縄に行ってしまった時の空しさはよく覚えている。」

ジェスター
「私はハワイに飛んでった事あるよ。」

キュピル
「・・・さて、平然と雑談しちまってたけどここはどこなんだ。」

空をぶっ飛び、降下し始めた時。何か大きな穴へ入り込み地底へ潜りこんでしまったようだ。
空を見上げれば星空が見える位置にはいるが、かなり穴の深い場所に落ちたらしく普通に崖を登るには苦労がいる。

ジェスター
「ねぇねぇ。向こうに穴の奥へ続く道があるよ。」
キュピル
「更に地底に潜ってどうするんだよ・・・。」
ジェスター
「ほら、フランちゃんここにいるかもよ?」
キュピル
「そんな都合の良い話しはないと思うが・・・まぁ、もしかしたら別の出口に出てこの崖を登らずに済むかもしれないしな・・。行ってみるか。」


・・・。

・・・・・・・・・。


キュピル
「俺が子供の頃はよく地底探検というのはしたものだ。ジュールベルヌの本を読み、右手にランタンを持って(ry」
ジェスター
「バック・トゥーザ・フューチャーは名作だよね。」
キュピル
「何で地底探検からその話しを持って行くんだよ。」

ジェスター
「ドクと同じ台詞言っていたから。」
キュピル
「3の話しか・・。ところでさ、さっきから何かの気配を感じるんだが・・・ジェスターは気付いたか?」
ジェスター
「うん。じろじろこっち見てる感じはするけど、この感じは『この人達のネタが全然分らなくて話しかけようにも話しかけづらい』って感じだよね。」
キュピル
「お前はニュータイプか。」

ジェスター
「この俗物がー。・・・あ、そういえば神奈子の髪型ってちょっとハマーンっぽい!!」
キュピル
「心底どうでもいい。」


ヤマメ
「(・・・地上から人間が降りてきたから話しかけようと思ったけど面倒くさそうだからやめよ・・・。)」



「あー他作の主人公を飾ってるなんて妬ましい・・・。」

キュピル
「ん?」
パルスィ
「こんな辛気臭い地底に一体何の用?」
キュピル
「ジュールベルヌの海底2万マイルごっこを。」
ジェスター
「デロリアン発掘しに。」

パルスィ
「訳のわからないネタ言えば面白いと思ってる・・・妬ましい。」
キュピル
「妬ましいなら混ざってみるか?案外楽しいぞー。」
パルスィ
「混ざればとりあえず楽しくなるって考え方、妬ましい。」
ジェスター
「この人凄い嫉妬してるよ?えーっと、あ。ガイドブックによると嫉妬心を操る事が出来るんだって。」
キュピル
「簡単に人間関係破壊できそうな能力だな。凶悪すぎる。」

パルスィ
「御所望なら貴方達二人の関係を破壊しつくしてあげるわ。」

パルスィが何とも言えない不愉快な眼差しでこっちを見つめ続ける。

ジェスター
「この小説は鬼女に監視されt(ry」
キュピル
「おい馬鹿やめろ。」

パルスィ
「さぁ、どうかな。連れが憎らしいでしょ?」
キュピル
「元々ジェスターは憎たらしい存在だから大して変化がない。」

ジェスター
「元々キュピルは私の主人公の座を奪って言ったから大した変化がないね。」

パルスィ
「・・・・・・・。」

キュピル
「くっそぉ・・・。こいつの飼育方法、俺は一体何を間違えたと言うんだ・・。すまねぇ・・・エユぅ・・・。」
ジェスター
「何でキュピル私から主人公の座奪ったの・・・ぐすんぐすん・・・。」
パルスィ
「・・・・え・・と・・・ごめん、悪気はそんなになかった。」



・・・・。

・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・。



パルスィ
「旧都はあっちだから。」
キュピル
「ありがとう。行こう、ジェスター。」
ジェスター
「デロリアン何処かなー。」
キュピル
「・・・そういえば何しに地底に来たんだっけか・・。」


・・・・。

パルスィ
「気がつけば道案内してた・・・・これが主人公補正?あぁ妬ましい!(意味不明



・・・・。

・・・・・・・・・・。



キュピル
「おっ、何か街並みが見えて来たぞ。」
ジェスター
「さっきパルスィが旧都って言ってたからそこに辿りついたのかな?」
キュピル
「あぁ、ちょうどいい。喉渇いて来たから何か水でも貰おうか。地底は蒸し暑くて敵わない。」

その時、二人の前を一人の背の高い女性が横切った。額に赤い角が生えているのが特徴的だ。
その時点で二人は人間ではない別の種族だというのを悟るが幻想郷ではよくある事だと既に割り切っているのか特に驚いていない。

勇儀
「ん・・・?人間?」
キュピル
「おういえーす。」
ジェスター
「私は人間じゃないよ。」
勇儀
「これは珍しい。最近の人間は地底に降りるブームでも流行っているのかね。」

お酒の入った盃を高々と持ち上げながら笑いだす。中々威勢のある人のようだ。

キュピル
「そうだなぁ、地底と聞いてやっぱり俺はワクワクするからなぁ。ほら、宝箱とか落ちてそうじゃんか。」
勇儀
「なるほど。恐ろしい妖怪達が棲むこの地底が怖くないときたか。
お前は勇者か?それとも単なる無謀な愚か者か?」
ジェスター
「トライフォースないから愚か者だね。」
キュピル
「トライフォースがあれば勇者という説でいくならガノンはどうなるのか。」
勇儀
「・・・よく分らないけどこの地底に何しに来たんだ?」
ジェスター
「デロリアン発掘しに。」
キュピル
「・・・あぁ!!思い出した!!フランを探s・・・。」
勇儀
「デロリアン何か知らないねぇ。まぁいい、お前達ちょっと私と遊んでけよ。
地底に来たんだからそのくらいの覚悟は持ってるだろ?」
ジェスター
「キュピル気をつけて。多分違法耳かき店に連れてかれるよ。」
キュピル
「男としては至極何だがな。」


勇儀が地面の上に落ちている小さな石ころを拾い、思いっきり地面に投げつけた。
するとまるで至近距離で大砲でも打ちこんだかのように、強烈な衝撃と砂煙が上がり地面に大きな穴が空いた。

キュピル
「えっ。」

勇儀
「よーし!私は山の四天王の一人、力の勇儀だ。思いっきりかかってきな!」

勇儀がキュピルにゆっくりと接近する。一定距離まで近づくと突然ダッシュし、キュピルの顔面を殴ってきた。
間一発の所で避けると、勇儀はそのまま勢い余って進み岩盤を殴る。
岩盤に非常に大きな窪みが出来、石の粒がパラパラと落ちる。

キュピル
「もうだめだ・・・お終いだぁっ・・!」

ジェスター
「まだ岩盤喰らってないじゃん。」
勇儀
「よく避けたねぇ。でも避けるだけじゃ私に一撃を与える事は出来ないぞ。」
キュピル
「ええい、ただのパワー型の奴なら俺の得意敵だ!四天王だか何だか知らんがやってやるぞー!」

キュピルが剣を抜刀する仕草を取る。・・・そして。

キュピル
「ああああああああしまったーーー!!今剣も盾もないんだった!!」

ジェスター
「戦いの基本は格闘だ、武器や装備に頼っては(ry」
キュピル
「グレイフォックスぇ・・・。」


再び勇儀が高速接近し膝打ちしてきた。何とか絶妙な角度で受け流し、逆に肘打ちをお返しする。
勇儀の頭に肘が当たるがビクともしない。

キュピル
「えっ。」
勇儀
「そーら。」

勇儀がキュピルの両肩をグッと握りしめる。

キュピル
「うぎぇええええぇぇぇっっっっーーーーーーーーー!!!!」
勇儀
「おいおい、弱すぎるぞ。まだ1万分の1の力も出していないぞ。この前やってきた人間の方が遥かに強いな。」
キュピル
「タンマ!タンマ!よし、勝負方法を変えよう!!!」

勇儀
「へぇ、例えばどんな勝負だい?」

勇儀が手の力を緩め、一度キュピルの両肩をパンッと叩いてから離れた。

キュピル
「その盃、酒を飲むための盃と見た!っていうことは酒が好きってことだよな!?よし、酒飲み勝負でどうだ!」
勇儀
「ハッハッハ!鬼と飲み比べ勝負しようと言うのかい!それがどういう事か分ってるなら受けて立つよ。」

ジェスターがキュピルの背中をツンツンと突く。
キュピルが屈みジェスターの目の高さまで合わせる。するとジェスターがひそひそとキュピルに話しかけてきた。

ジェスター
「(キュピル大丈夫?お酒あんまり強くないよね?)」
キュピル
「(いやいや。最近はルイに付き合わされて割と強いぞー。
それに酒飲みなら負けても倒れるだけで済む。戦いは負けたら下手したら死ぬ。)」
ジェスター
「(あー、なるほどー。)」
勇儀
「よーし、ちょっと待ってろ。実は今日酒飲み勝負するのに良い奴が来てるんだ。」

そういうと勇儀は旧都のある建物の中に入って行った。

キュピル
「鬼ってこえーなー・・。」
ジェスター
「鬼退治するなら豆用意しないとね。」
キュピル
「あぁ、その手があったか。」

しばらくして、頭に二本の角が生えた小柄な少女を連れて勇儀が戻ってきた。

キュピル
「角が二本ある。勇儀より偉いのかな。」
ジェスター
「鬼ってそういう階級制度あるのかな?」
勇儀
「おう、待たせたな。」
萃香
「勇儀ー、こいつ等か?人間が鬼に酒飲み勝負を挑んできたってのは。
ハッハッハ、こんな無謀者は初めて見るね。」
キュピル
「むむむ・・・。しかし、なぜ酒飲み勝負するのにこの小さな子がちょうど良いって言ったんだ?」
勇儀
「あぁ、こいつ萃香って言うんだけどな。こいつの持つ瓢箪は少量の水を入れれば多量の酒に変えてくれる道具でな。
瓢箪一杯に水入れりゃ一カ月は持つ。」
キュピル
「おぉ、そいつは凄いな!!一体どんなテクノロジーを使っているんだろう?」
萃香
「そいつは秘密。でも二人の勝負にはちょうどいい代物って訳さ。ほら、勇儀。貸すよ。」
勇儀
「うーし、お前もこの盃を持て。」

勇儀から大きな盃を渡される。萃香が瓢箪をひっくり返し、勇儀とキュピルが持つ盃に酒を注いでいく。

萃香
「まずは一杯目〜。」
キュピル
「どれどれ、まずは味見がてらに・・・。」

キュピルが盃に口をつけ酒を一気に飲み干す。

勇儀
「おっ。」
萃香
「おお。」
キュピル
「(・・・・うぶぇっ!!?)」

吐きそうになった所を必死に堪え、何とかして口に残っている酒を飲み干す。そして笑顔を見せる。

キュピル
「(な、なんだこりゃ・・・。アルコール度数高いってレベルじゃねぇーぞ・・・。)」
勇儀
「一気に飲むとは人間にしちゃまずまずだね。どれ、ガンガン行こうか。」

勇儀も、まるで水を飲んでいるかのように一気に盃に残った酒を飲み干す。
萃香が再び二人の盃に酒を注ぐ。
注ぎ終わるとすぐに勇儀が飲みほし、キュピルが飲み干すのを待ち始める。

キュピル
「・・・やってやる、やってやるぞーー!!城下町ギルド流の飲み方を教えてやらぁー!」
ジェスター
「ふれーふれー。」



・・・・。

・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・。




萃香
「1024盃目だ。」
ジェスター
「10ビットだー。」


萃香が盃に酒を注ぐ。注ぎ終えると即座に勇儀とキュピルが酒を飲みほし再び酒を注いで貰う。

勇儀
「ハッハッハ、人間にしちゃ相当根性あるな!!」
キュピル
「・・・・・・・・・・・。」
勇儀
「しかし黙りこんでいる所を見るとそろそろ限界が来ているようだね。」
キュピル
「目前目標至極優秀。強命断て野望叶わん。」

ジェスター
「キュピルが別キャラになってる・・・。ってどどんぱち?
勇儀
「あー、もういいさ。お前の気合と根性はよく分った。私も1000盃以上飲んだら流石に酔ってきた。」
萃香
「あの勇儀が軽く酔っちまうんだ。この人間今頃心は天に召しちまったかもね。」
キュピル
「相応矜持経、多端守り。」
ジェスター
「ちょっと何言ってるのか分らない。はい、万能薬。」
キュピル
「流石は万能薬。酔いも治すとはTWのアイテムも捨てたものではないな。」
勇儀
「えっ、なんだそのアイテム。」

キュピル
「TWの万能薬って腹立たしいほど優秀だよな。あれで解除できない状態異常ってあったか?」
ジェスター
「んー、全部解除出来たと思うよ。あのパラライズもかかった瞬間に使用すれば治っちゃうもんね。」
キュピル
「TWで唯一プレイヤースキル求められた部分だよな。」

勇儀
「最近は人の里も便利なもん開発してきたんだな。」
ジェスター
「試しにお一つ、ど〜〜〜ぞ。」

ジェスターが遊戯に万能薬を渡し飲ませる。
鬼に効くかどうか分らないが・・・。

勇儀
「・・・おぉっと、こいつはすげーな・・・。一瞬で酔いが覚めた。」
萃香
「勇儀ー。お前あの程度で本当に酔ったのかぁー?」
勇儀
「まさか。昨日紅魔館に匹敵する量の酒を飲んだけど、流石に今の今まで酔いが続いちまって。」
キュピル
「えっ。」


ゲラゲラと笑い合う勇儀と萃香を余所にキュピルがしきりに何をしていたのか思い出そうとする。

キュピル
「・・・あー、そうだ。思い出した。俺フラン今探しているんだった・・・」。
ジェスター
「キュピル微妙に酔い覚めてないでしょ?」
キュピル
うるさい。あのー、もしかしたら地底に居るかもしれないってことで探してるんだけど更に地底奥底に行くには何処行けばいいんだ?」
勇儀
「向こうだ。でもそっちは地霊殿がある場所だからな・・・。迂闊に行って痛い目に合わないようにな。
まぁお前の肝なら何とかなりそうだけどな。ただ戦ったら一瞬で死にそうだけどな。」
キュピル
「鬼の怪力は身にしみたがな・・・。しかしまともな装備があれば、ちゃんと戦える自信はある。」
勇儀
「おっ!言ったな!今度ちゃんとしたその装備とやらを持ってもう一度来いよ。相手してやる。」
萃香
「最近の人間は鬼にも喧嘩を売れるんだねぇ〜。」
キュピル
「機会があれば・・・そいじゃ。」


・・・・。

・・・・・・・・・・。


キュピル
「いや、ほんと生きててよかった。あいつ等関わりたくない。」

ジェスター
「強いからいっそのこと仲間にしちゃえばよかったじゃん。ほら、仲間になりたがりそうな目をしてるーみたいな。」
キュピル
「むしろ、俺が仲間になりたがりそうな目をする所だったぞ。」

ジェスター
「ヘルと勇儀どっちの方が力強いんだろうね?」
キュピル
「流石にヘルはそこまで馬鹿力じゃないぞって言いたい所だがあいつもかなりの筋肉馬鹿だからな・・。
もしかすると本当に対等に渡り合えるかもしれないぞ。」
勇儀
「へぇ、そいつは本当かい?」
キュピル
「うわぁぁっーーー!!!」


突然背後から遊戯に話しかけられ尻餅をつくキュピル。

勇儀
「おいおい、何そんなに驚いてんだよ。」

ゲラゲラと笑いキュピルを指差す。

キュピル
「(もう勘弁してくれ・・・。)」
ジェスター
「あれ?何でついてきたの?」
勇儀
「んっ、私と渡り合える力を持つ仲間がいるって聞こえてな。」
キュピル
「なんつー地獄耳・・・。でも生憎だがここには来ていないぞ。」
勇儀
「そいつは知ってるよ。だから私が言いたいのは次来た時はその仲間も連れて来てくれって事さ。」
キュピル
「き、機会があれば・・。」
勇儀
「本当だな?嘘付いたら死ぬまで追いまわしてやるぞ。」
キュピル
「は、はいい!!本当です!!!」

キュピルの胸倉を掴み揺さぶる勇儀。鋭い眼光で睨みつけ言質を取る。

勇儀
「一週間以内に連れてこいよ?」

それだけ言い残すと勇儀は再び旧都へ戻って言った。

キュピル
「・・・・大変な事になった。いや、一週間以内には連れてこれないだろう。」

さとり
「心情お察しするわ。」
ジェスター
「ん?誰?」
さとり
「ここ地霊殿を管理している古明地 さとりです。」
キュピル
「地底について色々詳しそうだ。キュピルと申します、ちょっと人s・・・。」
さとり
「何も言わなくても分ります。貴方は人探しをしているのですね?・・・フランドール・スカーレットという者を。」
キュピル
「おぉう・・・これは驚いた。まさか心が読めると言うのか・・・?」
さとり
「で、こちらは・・・。」
ジェスター
「んー?
(んー?)」
さとり
「・・・・・・。」
ジェスター
「私の顔に何かついてるの?
(私の顔に何かついているの?)」
さとり
「・・・・・・・。」
キュピル
「ん?どうかしましたか?」
さとり
「とても素直な子ですね。」

ジェスター
「えっへん。」
キュピル
「・・・??・・????」

さとり
「と、とりあえず・・・。ここに貴方が探している人は来ていませんよ。」
キュピル
「なんだ・・・。とんだ無駄足だったな・・・。
(あーーーちくしょうーーー!!フランみつけねーとレミリアにも咲夜にも攻撃される!!)」
さとり
「態々地上から降りてきたのに、御苦労さまですね。」
キュピル
「いやぁ・・・。
(いや、まてよ。いっその事とっとと博麗神社に言って帰るってのも・・・。)」
さとり
「・・・色々お悩みあるそうですが。」
キュピル
「あ・・・やっぱりもしかして、心の中が読めてしまうとか?」
さとり
「私には第三の目があります。この目で見た者の心を読む事が出来ます。」
キュピル
「(それなら口に声出すのも面倒だから心の中で会話しようかな・・。喋りつかれたしちょうどいい。)」
ジェスター
「(心の中で考えているから、心の中の心で考えている事とかって読めるのかな。)」
さとり
「全部読みますよ。」
キュピル
「(へぇ・・・。じゃぁ、さとりさんの前では絶対に嘘がつけないって訳ですね。)」
さとり
「実際に心の中を覗き見ると沢山の人が、やましい気持ちや罵詈雑言を並べてばかりいるのですが貴方達の心の中は
比較的スッキリしている方ですね。人間にしては珍しい。」
キュピル
「(思った事が言えない世界で生きていると、それがどうでもよくなってくる事が(ry)」
ジェスター
「(言いたい事が何でも言えちゃうから、心の中での考え事なんてないもーん。)」
キュピル
「(・・・そういえば、ジェスターは今何を考えているんだろう。こういう時心が読めるって面白そうだなぁ。)」
ジェスター
「(今キュピル、私が何考えているのか気になってる。)」
さとり
「そちらの白い子は貴方の考えている事全てお見通しのようですよ。」
キュピル
「えっ、なにそれ非常に怖い。」
ジェスター
「あー!!覚悟はいいー?」
キュピル
「駄目です。少なくとも幻想郷から帰ってからにしてください。」

さとり
「・・・貴方達は外の世界からいらしてきたのですか?」
キュピル
「ん、回りからはそう言われます。外来人やらなんやら。」
さとり
「とある世界では核エネルギーを利用している世界があるとお聞きしているのですが、貴方が住む世界では核エネルギーは利用されているのですか?」
キュピル
「・・・今現在俺が住む世界では核エネルギーそのものすら見つかっていないが、その前に住んでいた世界では
核エネルギーを使用して大量の破壊兵器を作ったりしていたよ。
(・・・しかし、何故こんな事を聞くんだ?・・・まさか兵器開発を目論んでいたりしている訳では・・・。
って、やべ。心読まれるんだった!!!)」
ジェスター
「めでてぇwww爆弾とか?」
キュピル
「それはニュークリアV。つーか、めでたくねーよ。」

さとり
「ご心配なく。そんな事は全く考えていませんから。」
ジェスター
「え?何がご心配なくなの?」
キュピル
「あぁ俺の考えていた事が、さとりさんに読まれてそれについてご心配なくって言ったんだよ。それで、何故そんな事を聞いたのですか?」
さとり
「実はこの地霊殿の地下に灼熱地獄跡と呼ばれる・・まぁ死体を燃やす場所があるのですが。」
キュピル
「また冥界か。」

ジェスター
「幻想郷って天国、地獄みたいな世界多いね。不動産バブルでも起きているのかな?弾けそうだけど。」
キュピル
「冥界だと最初から弾けてるだろ。」

さとり
「(会話のテンポ悪いなぁー・・・。)」
ジェスター
「ほら、キュピル。一々突っ込んでたからテンポ悪いって心の中で呟いてるよ)」
キュピル&さとり
「え、何で分る。」

キュピル
「・・・・・。」
さとり
「・・・・。・・・その灼熱地獄跡に核融合を操る私のペットがいるのですが、最近その力を使って何か色々試しているようなので
核エネルギーに詳しいのであれば手伝ってほしいのです。」

何事もなかったかのように話しを続けるさとり。しかし微妙に警戒感を露わにしている。

さとり
「(・・・いまのはきっと偶然ですよね。)」
ジェスター
「うん、そうだよ。別に心読めないから気にしないでー。」
さとり
「っっーーー!!」

キュピル
「お前は一体何をしているんだ。」


心底さとりが驚き隅で考え始めてしまった。

キュピル
「・・・どうやって心読んでいるんだよお前は。」
ジェスター
「これ。」
キュピル
「ん?・・・これゼルダの伝説に出てくるマコトのメガネか?」
ジェスター
「うんうん。秘密が全部バレバレになるよ!」
キュピル
「これを通して見ても別に人の心は読めないぞ。」

ジェスター
「・・・・あれ?」


キュピルがさとりに、ジェスター種は非常に気配や人の感情に敏感な種族だという事を伝えてフォローにならないフォローを入れる。
ひとまず、さとりが会話に戻る。

さとり
「・・・えーっと、何処まで話しましたっけ。」
キュピル
「確か・・・核融合を操るペットがいるって所まで。ジェスター、聞いたか?核融合を操る事の出来るペットだってさ。」
ジェスター
「私はキュピルの命を瞬時に消せる力を持つペットだよ。」
キュピル
「は、はん。果たしてそんな事が出来るとは思えん。
(やべぇ、絶対に殺される・・・・。)」

さとり
「・・・ペットはきちんと躾しなければいけないのですが難しい・・・。」
キュピル
「今から躾した所でもう反抗される未来しかないな・・。
・・・でもさとりさん。俺はそんなに核融合について詳しくないですよ。」
さとり
「キュピルさん。忘れましたか?私は心を読む事が出来るのですよ。」
キュピル
「・・・隠し事出来ないな、本当に。」
ジェスター
「んー?」
キュピル
「まだ俺がアノマラド大陸にやってくる前の事だが、戦争に参加していた頃。最終兵器という事で核エネルギーを搭載した敵と
戦った事がある。あの時俺は特殊工作部隊に配属されて前線で暴れているシルクを囮にして核エネルギーを搭載された兵器を
無力化しようとしたことがある。でも結局失敗してその戦闘兵器と戦う事になった。
・・・まぁ要約すると核エネルギーや核融合に対して割と詳しい方だ。」
ジェスター
「僕は原発に詳しいんだ(キリッ」
キュピル
「ヘリコプター使って海水注入作業(笑)でもしてろ。」

さとり
「専門家が助言してくれればお空も・・・いえ、なんでもありません。とにかく何か考えてみるようなので助言してくれると助かります。」
キュピル
「助言したいのは山々なんだが、ちょっと今人探しで忙しいんだ・・・。」
勇儀
「ほぉ、地霊殿の主の頼みを断ると言うのか。」
キュピル
「滅相もありません!!喜んで引き受けさせて頂きます!!!!
(ひぇええええええ!!!!青鬼が出たあああああーーーーーーーー!!!)」
さとり
「・・・・青鬼?」
勇儀
「ほぉ。」
キュピル
「ああああああああああああああああああああああああああ(ry」


ベキッ


キュピルの受難は続く。



ジェスター
「あれ、勇儀青鬼知っているんだ。」
勇儀
「一応同じ鬼だしなぁ。」



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